内海 桃絵 / CiPS member

大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
総合ヘルスプロモーション科学講座 
基礎看護学領域 准教授

看護師として病院勤務を経て、公益社団法人日本看護協会にて感染管理認定看護師の教育に従事。その後大学院に進学し、大学教員となる。目指しているのは、医療安全の基盤である医療関連感染予防を軸に、患者や職員の感染リスクを限りなくゼロにすること。感染対策は一つの施設だけではなく、地域全体で取り組むべきであるという考え方から、手術部位感染予防、カテーテル関連尿路感染症予防、高齢者施設におけるアウトブレイクなどの研究を手がけ、現在は手指衛生遵守率の向上を見据えた研究を行う。また、各地の感染管理認定看護師教育課程の講師として、主にサーベイランス、疫学、統計学の授業を担当。日本環境感染学会評議員。

田中   綾 / CiPS member

社会福祉法人ジー・ケー社会貢献会
特別養護老人ホームグルメ杵屋社会貢献の家・理事・施設長

グルメ杵屋社社会貢献の家(特別養護老人ホーム)の開所メンバーの一人であり、施設長として個別ケア、看取り、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)などをさきがけて実践してきた人物。そうした取り組みのなかで、「環境を変えずに高齢者が元気で暮らし続けるために大切な、人とつながる場」の大切さを実 感し、その地域づくりの仕組みである地域包括ケアシステムに着目。「地域のなかにケアを」と、高齢者の自立・自律を支援しながら活動中。大学の研究者や医療関係者など幅広く連携を図り、様々な視点から「ケア」を捉えている。

三浦 浩史 / CiPS member

株式会社シャカリハ 代表取締役

1990年から理学療法士として難病・スポーツ傷害・脳卒中を中心にリハビリテーションを実践してきました。2000年からは特養・訪問看護でリハビリをしつつ、介護支援専門員の活動を開始し、大阪市西成区・住之江区を中心に要援護者の支援を行ってきました。
現在は、法人を設立し「心身に不便があっても社会が変われば不便が変わる」をモットーに「大阪市の社会的リハビリテーション推進」をビジョンとして日々活動しています。特に、介護事業の発展が必須と考え、運営コンサルタント、研修講師、介護と仕事の両立支援や災害時要援護者支援も主に行っている。

山川 みやえ / CiPS member

大阪大学大学院医学系研究科
老年看護学研究室 准教授

キャリアのスタートは糖尿病の研究。職域にある人の健康維持、回復に携わったとき、病気を抱えながらも、周りの環境を整えることで、それなりに満足した生活を送れるようになることを体感する。それが、現在の研究領域である認知症ケアにおいて、老年期の人への看護を考える際の根っことなり、病気になっても困らない環境づくり、ケア技術の開発を目指すようになる。認知症ケアを、医療者・教育研究者として、どんな困難があったとしても、対象が誰であるかを間違えず、常に対象者に寄り添ってチームで動ける医療者の育成を実施している。

吉田 美里 / CiPS member

一般社団法人健康医療クロスイノベーションラボ 事務局
ふたば行政書士事務所 行政書士

人材会社にて新規事業、保険会社にてRM(リレーションシップマネジメント)を経て、大阪大学で産学連携に従事。医学系研究科では医療と社会をつなぐ新たなオープンイノベーションの仕組みに設立から参画し、企業との連携、共同研究を推進。
0→1を創るプレイヤーの後方で仕組みを起動させるスペシャリストを自任。次世代に「魅力のあるまち」をつないでいくため、行政書士として地域の多世代交流、成年後見制度の支援をする中で、認知症と社会受容をテーマに産学連携のサポートと研究支援を行っている。